2001年12月19日

ブリスベン19日目 Lone Pine Koala Sanctuary

カンガルーも暑そう
Myers Center の地下から430番のバスで2度目の Lone Pine へ。ここも2ゾーンだからチケットは当然 Off Peak Saver。
1年半ぶりにカンガルーやコアラたちに会う。夏で暑いせいか、カンガルー達は皆木陰で休んでいる。去年は餌を見せると寄ってきて手を擦り合わせるようにしておねだりしていたのだが、今回は、仕方なく「食ってやるか」という感じである。中には完全にそっぽを向く奴もいる。
壁を爪でがりがりやっていたウォンバットも穴の中で仰向けになって寝ていて、出てこようともしない。
世界最高齢のコアラだった Sara も亡くなったのか、Koala Retirement Home の表示が書きかえられている。今は1981年生まれの Dowell というオスが最高齢だそうだ。


Lone Pine Koala Sanctuary の子どものカンガルー。
この子はちゃんと餌を食べてくれた。

ワライカワセミ
ワライカワセミ Kookaburra がいた。
野生ではないが、実物を見たのは初めてだ。
それに、ちゃんと鳴いてくれたのだ。あのけたたましい声で、2度も3度も。
昨年もいたのかもしれないが、気がつかなかった。
昨年の旅のホームページの「こぼれ話」でも紹介したが、若い時 Radio Australia の短波放送で聞いて以来の憧れの君。小生にとっては、コアラやカンガルー以上にオーストラリア的な動物であった。
英語では Kingfisher と呼ばれるが、魚を採ることはなく、小動物や大きな昆虫、トカゲなどを食べる。
しかし、何と言ってもこの鳥の特徴はその奇妙な鳴き声にある。他の鳥とテリトリーを争う時などには、人間の笑い声にそっくりなけたたましい声で泣き叫ぶ。これが『ワライカワセミ』 Laughing Kookaburra と呼ばれる由縁なのである。

向かいのアパート
2時半頃 City 帰着。GPO の Austrarian Post で娘達や自分達への土産物を仕入れ、Food Court で 夕飯用の食べ物を Take Away して、例の坂道をふうふう言いながら宿に戻る。
シャワーで汗を流し、冷えたビールでのどを潤す。
去年もこんなアパートに住めたらいいな、と思っていた向かいのアパートの2階の部屋に、日本人らしい若い人が荷物を運び込んでいる。羨ましい。

Southern Cross
今夜は晴天。この季節、南十字星は出るのが遅く、今回は見るのを半ば諦めていたのだが、やはり諦めきれずにバルコニーに出て南東の空を探す。方角からすれば、向かいのアパートの屋根の切れた辺りに登ってくる筈だ。
南側は City の方角だから、街の照明で空はかなり明るい。やはりだめかなと思って部屋に入ったが何故か寝つかれず、タバコを吸いにまたバルコニーに出たのが夜の11時ごろ。
「おっ!」という感じで感動しかけたが、よくよく星座表と見比べるとこれが例の「にせ十字」だった。
しかし、にせ十字が見えたということは、もう少し待てばその下の方に本当の「南十字」が現れる筈と根気よく粘る。
そして待つことしばし、これぞ「南十字星」というのが出てきた。それでも今一つ確信が持てない。2時を過ぎて向かいの屋根すれすれにケンタウルス座の「α」と「β」が現れた。もう間違いない。
デジカメで夜空を撮るのは初めてだが、バルコニーの手摺にカメラを固定してシャッターを押しまくった。液晶画面で再生してみると、空が明るいので「α」「β」のほかは星が3つしか写っていない。
あとはパソコンでの修正効果に期待しよう。


SOHO Motel のバルコニーから
捉えた南十字星。下二つは、α、β。
(この画像は、パソコンで修正したもの)

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