これからブリスベンを訪れ、ゆっくりと滞在する予定の方のために、市内のバスやフェリーの料金システムがどうなっているかをご紹介しておこうと思う。
Bus Zones
City Bus のバス料金は、City を中心に描かれた同心円で5つに区分された Zone があり、乗降する区間がいくつの Zone に跨っているかで決められる。(右の図が Zone Map)
Zone Map は、インフォメーション・センターなどでパンフレットや路線毎の時刻表 Time table を貰えば載っている。
Zone Map ではゾーンの境界 Zone Boundary が大まかにしか分からないが、時刻表にはその路線のゾーン境界がどこにあるかが表示されていて、あらかじめ自分が何ゾーンのチケットを買えばよいかが分かる。判らなければ運転手に行き先を言えば何ゾーンかを教えてくれる。
私達が泊まった宿 Paramount の前のバス停から City までは、残念ながら、ほんの1つか2つのバス停の違いで2ゾーンになる区間だった。

Single Trip Tickets
いわゆる普通の片道切符である。行き先を告げるか、ゾーン数を告げて運転手から買うことができる。ぺらぺらの紙の切符だ。
Off-Peak Saver
ウィーク・デーの午前9時から午後3時半までと午後9時以降の off-peak hours (通勤ラッシュ時を除く時間帯)、および週末と祝祭日に限定で使用できる割引切符。
定められた時間帯あるいは日であれば、すべてのゾーンに一日何回でも乗り降りできて、市内をぶらついたり買物で往復するのに大変便利な切符である。
乗車時に運転手に申し出て買えばよい。磁気テープの付いたちょっと堅めの切符で、読み取り機に通す。
Paramount から City まで、普通の切符では片道$2.60、往復で$5.20だが、この切符を使うと&4.60。1回往復するだけでもこちらの方が60セントの節約になる。
ただ、平日の場合、午後3時半のバスに乗り遅れると、9時以降までこの切符は使えないので、どこかで時間をつぶして余分なお金を使う羽目になってしまう。
もちろん週末はこんな心配をする必要はないが……。
Day Rover
もっと便利な、曜日時間帯に関係なくすべてのゾーン一日乗り放題の切符。
行動範囲が広く、こまめに何回も乗り降りする予定なら、これがおすすめだろう。
この切符も運転手から買える。
Ten Trip Saver
長期の滞在で、もっと頻繁にバスを利用する予定なら、回数券のようなこのチケットが役に立つ。
10回使えて、片道切符に比べて20%の割引になる。
Ferry
ブリスベン川を上り下りする City Cat や Inner City Ferry Service、川の対岸を結ぶ Cross River Service では、バスの Zone が Sector と呼び名が変わるが、バスの Single Trip Tickets と同じ料金が適用され、バスと同様に Off-peak Saver や Day Rover の割引がある。ただし、Off-peak Saver は、フェリーと City Cat については週末と祝祭日には適用されない。
チケットはどこで買う?
Off-peak Saver や Day Rover は運転手から買える(ラッシュの時間帯は買えないことがある。)が、これらとTen Trip Saver などの Pre-purchased Tickets は、市内に約240ヶ所あるほとんどの newsagency や市の Customer Service Centre など、 "ticket re-seller" と呼ばれるところで買うことができる。
Transfer 乗り換え
Off-peak Saver や Day Rover ならバスもフェリー、City Cat も共用だから、同じ切符でどちらにでも何回も乗れるが、Single Trip Tickets や Ten Trip Saver を使う場合、2時間以内に限って、1枚の切符で違う路線のバスへの乗換えが可能だ。
例えば、Paramount から City に出て、Mall でコーヒーでも飲んでから Lone Pine にコアラに会いに行くとすると、それぞれ2ゾーンの区間で別々にチケットを買うと$5.2になるのだが、通しで買うと3ゾーン、$3.40。時計を気にしながらコーヒーを飲んでバス停に駆けつけ、最初に乗車した時から2時間以内に Lone Pine 行きに乗れば大丈夫だ。
Single Trip Tickets なら、最初のバスあるいはフェリーに乗車(乗船)する時に運転手に最終の行き先を言って Transfer Ticket を買えばいい。
Ten Trip Saver なら、読み取り機が最初の乗車時間やチケットの内容を読みこんで、自動的に「2時間以内であるか、有効なゾーン内であるか」を判断してくれるそうだ。(実は今度の滞在では、この乗り換えは経験しなかった。)
バスとフェリーも、通しの切符を買って同じように2時間以内の乗換えが可能だが、この場合はそれぞれのゾーンとセクターが加算された料金となるので、あまり実益はないかもしれない。
Concession
料金表に "Concession" とあるのは、子どもや学生、お年寄りや復員軍人など、市が認めた人達に適用される特別運賃。すべて普通運賃の半額だ。5歳以下の子どもは無料となっている。
※このシステムおよび料金は、あくまでも私たちが旅行した当時のものであることをご承知おき願いたい。
ところで、バスの車内にこんな表示があった。
Bus Zones
City Bus のバス料金は、City を中心に描かれた同心円で5つに区分された Zone があり、乗降する区間がいくつの Zone に跨っているかで決められる。(右の図が Zone Map)
Zone Map は、インフォメーション・センターなどでパンフレットや路線毎の時刻表 Time table を貰えば載っている。
Zone Map ではゾーンの境界 Zone Boundary が大まかにしか分からないが、時刻表にはその路線のゾーン境界がどこにあるかが表示されていて、あらかじめ自分が何ゾーンのチケットを買えばよいかが分かる。判らなければ運転手に行き先を言えば何ゾーンかを教えてくれる。
私達が泊まった宿 Paramount の前のバス停から City までは、残念ながら、ほんの1つか2つのバス停の違いで2ゾーンになる区間だった。
Single Trip Tickets
いわゆる普通の片道切符である。行き先を告げるか、ゾーン数を告げて運転手から買うことができる。ぺらぺらの紙の切符だ。
Adult | Concession | |
1 Zone/Sector | $1.80 | $0.90 |
2 Zone/Sector | $2.60 | $1.30 |
3 Zone/Sector | $3.40 | $1.70 |
All Zones/Sectors | $3.80 | $1.90 |
Off-Peak Saver
ウィーク・デーの午前9時から午後3時半までと午後9時以降の off-peak hours (通勤ラッシュ時を除く時間帯)、および週末と祝祭日に限定で使用できる割引切符。
定められた時間帯あるいは日であれば、すべてのゾーンに一日何回でも乗り降りできて、市内をぶらついたり買物で往復するのに大変便利な切符である。
Adult | Concession |
$4.60 | $2.30 |
乗車時に運転手に申し出て買えばよい。磁気テープの付いたちょっと堅めの切符で、読み取り機に通す。
Paramount から City まで、普通の切符では片道$2.60、往復で$5.20だが、この切符を使うと&4.60。1回往復するだけでもこちらの方が60セントの節約になる。
ただ、平日の場合、午後3時半のバスに乗り遅れると、9時以降までこの切符は使えないので、どこかで時間をつぶして余分なお金を使う羽目になってしまう。
もちろん週末はこんな心配をする必要はないが……。
Day Rover
もっと便利な、曜日時間帯に関係なくすべてのゾーン一日乗り放題の切符。
行動範囲が広く、こまめに何回も乗り降りする予定なら、これがおすすめだろう。
Adult | Concession |
$8.40 | $4.20 |
この切符も運転手から買える。
Ten Trip Saver
長期の滞在で、もっと頻繁にバスを利用する予定なら、回数券のようなこのチケットが役に立つ。
10回使えて、片道切符に比べて20%の割引になる。
Adult | Concession | |
1 Zone/Sector | $13.80 | $6.90 |
2 Zone/Sector | $20.80 | $10.40 |
3 Zone/Sector | $27.20 | $13.60 |
All Zones/Sectors | $30.40 | $15.20 |
Ferry
ブリスベン川を上り下りする City Cat や Inner City Ferry Service、川の対岸を結ぶ Cross River Service では、バスの Zone が Sector と呼び名が変わるが、バスの Single Trip Tickets と同じ料金が適用され、バスと同様に Off-peak Saver や Day Rover の割引がある。ただし、Off-peak Saver は、フェリーと City Cat については週末と祝祭日には適用されない。
チケットはどこで買う?
Off-peak Saver や Day Rover は運転手から買える(ラッシュの時間帯は買えないことがある。)が、これらとTen Trip Saver などの Pre-purchased Tickets は、市内に約240ヶ所あるほとんどの newsagency や市の Customer Service Centre など、 "ticket re-seller" と呼ばれるところで買うことができる。
Transfer 乗り換え
Off-peak Saver や Day Rover ならバスもフェリー、City Cat も共用だから、同じ切符でどちらにでも何回も乗れるが、Single Trip Tickets や Ten Trip Saver を使う場合、2時間以内に限って、1枚の切符で違う路線のバスへの乗換えが可能だ。
例えば、Paramount から City に出て、Mall でコーヒーでも飲んでから Lone Pine にコアラに会いに行くとすると、それぞれ2ゾーンの区間で別々にチケットを買うと$5.2になるのだが、通しで買うと3ゾーン、$3.40。時計を気にしながらコーヒーを飲んでバス停に駆けつけ、最初に乗車した時から2時間以内に Lone Pine 行きに乗れば大丈夫だ。
Single Trip Tickets なら、最初のバスあるいはフェリーに乗車(乗船)する時に運転手に最終の行き先を言って Transfer Ticket を買えばいい。
Ten Trip Saver なら、読み取り機が最初の乗車時間やチケットの内容を読みこんで、自動的に「2時間以内であるか、有効なゾーン内であるか」を判断してくれるそうだ。(実は今度の滞在では、この乗り換えは経験しなかった。)
バスとフェリーも、通しの切符を買って同じように2時間以内の乗換えが可能だが、この場合はそれぞれのゾーンとセクターが加算された料金となるので、あまり実益はないかもしれない。
Concession
料金表に "Concession" とあるのは、子どもや学生、お年寄りや復員軍人など、市が認めた人達に適用される特別運賃。すべて普通運賃の半額だ。5歳以下の子どもは無料となっている。
※このシステムおよび料金は、あくまでも私たちが旅行した当時のものであることをご承知おき願いたい。
ところで、バスの車内にこんな表示があった。
"SCHOLARS AND CHILDREN ARE REQUESTED NOT TO OCCUPY SEATS WHILST ADULT PASSENGERS ARE STANDING."
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