2001年11月20日

これもまた『旅』

そもそも『旅行』とか『旅』というと、特に日本人は、名所・旧跡、名勝地などをあちこちとこまめに動き回ることを想定する。
一箇所に何週間も滞在して、どこに行くでもなく近所の公園や市街地をぶらつきまわるような今回の我々の行動は、果たして『旅』といえるのだろうか……などと、余計なことを考えてしまう。
気になって辞書を引いてみると、

『旅』
①差し当たっての用事ではないが、判で押したような毎日の生活の枠からある期間離れて、ほかの土地で非日常的な生活を送り迎えること。
②差し当たっての用事のために遠隔地に赴くこと。
『旅行』
ふだん生活している所からしばらく離れて、遠隔地へ赴くこと(多く、交通機関を利用するものを指す)。

などとある。【いずれも三省堂「新明解国語辞典」】
日本から遠く離れたオーストラリアに赴いて、日常ではできないのんびりした毎日を送るのであれば、どんな形であれ『旅』なんだなと納得する。

そんなわけで、今回の『旅』は、そんな『旅』なのである。
詳しくはそれぞれのページをご覧いただきたい。
ただし、そこに書かれているのは、非常に『非日常的な』、何の変哲もない私達の『生活記録』である。

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